鍼灸治療は、
何百何千と、様々な治療方法があり、
それぞれの施術家が有効だと考える治療方法で
治療をしておりますが、
当院では、ほぼ無痛の少数鍼を行う治療を行っています。
今回は、その治療方法の中でも、
腰痛の治療例をお伝えいたします。
※写真はすべてイメージ写真です。
当該患者様の腰痛の治療の際のものではありませんので、ご了承ください。
◆患者様:30代男性 お困りの症状:腰痛
・目が疲れると、首から腰まですべてが張る。
・痛みの度合いは、10段階で言うと2~5。(日によって異なる)
・現在の仕事に就いてから痛みが出現。
・仕事で終わりから翌日にかけて悪化。
・17歳で腰椎分離症の診断が出ている。
その他の症状・問診情報
・夜勤勤務(泊まり勤務) ・デスクワーク ・暑がり
・高血糖(薬服用中) ・頭痛(目頭から頭の前側)
痛みのある場所を中心に様々な場所を触ります。
痛みを感じる場所の関連する
筋肉のつく場所、
神経の流れ、
気の流れ(経絡)、
内臓の動き、
これらをすべてを確認し、
腰以外でもどこが痛いのか、どこに問題があるのかを
身体を押すことで施術家・患者様ともに認識をし、
痛みとして患者様の脳に覚えてもらいます。
痛みがあると脳が認識することで、
「痛いなら治さなきゃ!」と、脳が自然治癒力を高めてくれます。
この働きを鍼灸施術でより活性化させていくのです。
今回の患者様の場合、
・仕事の忙しさからくる過度な緊張状態
・毎日ラーメン(血糖値コントロールで最近は控えめ)
・生活リズムの乱れ(夜間勤務)
これらが原因でした。
まず、身体の中心である背骨周辺の痛みを取っていきます。
背骨はいわば木の幹です。
木は、幹に毒が入れば枝まで毒を伝え、
葉が毒に侵されれば、
徐々に木の幹に向かって毒を伝えていきます。
そのため、
木の幹の解毒をしないと
木自体は良くならないのです。
背骨の周辺は、
脳から直接繋がる神経が通る場所です。
脳が木の根だとすると、
背骨が木の幹、
腰の外側や手足は枝と考えられます。
そのため、当院では
腰痛の場所でなく、木の幹である背骨周辺から痛みを取っていきます。
しっかり丁寧に行えば、
鍼1本で背骨周辺の痛みがほぼ取れます。
背骨周辺が取れたら、
他の場所の痛みが残っていれば、
その点の痛みを取っていきます。
腰痛の痛みの場所もここでとっていきます。
ここでは、
気の流れや、内臓の動き方などを診て、
どこに刺すのかを決めていきます。
ここまででほとんど痛みが取れたはずなので、
立った状態で動きを確認してもらいます♪(今回の患者様も同様でした!)
立つことで、重力がかかり、
筋肉の動き方が変わるので、
その調整をして施術はおしまいです♪
今回の患者様は、
鍼は計5本。
それも世界で1番細い鍼を使用して行います。
そのため、痛みもほとんど出ることがありません♪
こんな感じの、
無痛少数鍼治療を行っております♪
もっと知りたい方、
気になることのある方は、
お気軽に当院までお電話ください!
ご質問はいつでもお待ちしております。
皆様のご来院を心よりお待ちしております♪
きき鍼灸院
院長 徳田麗早