皆さん、
最近はお腹の調子はいかがですか?
お腹は、
食事量や食事の質はもちろん、
ストレスや疲労でも調子を崩すことはよくあります。
今回はそんなおなかの調子を
「下痢」という観点から
お話をしていきたいと思います♪
まず下痢とは、
便が水っぽくなることをいいます。
厳密には、
◆下痢の定義◆
・水のような便の回数が増える。
・1日に200ml以上の便をする
とされています。
水分は通常、
大腸・小腸で99%が吸収されます。
これらが正常に機能しなくなる、
もしくは、胃腸から出る水分量が増えると
下痢が発生します。
簡単に言うと、
水分の出し入れを
胃腸が正しく行えないと下痢が起こります。
東洋医学の世界も、
西洋医学と似た考えの部分はもちろんあり、
前述の
胃腸自体の水分の出し入れがうまく行えない状態
= 下痢
という考え方には共通点があります。
東洋医学では、
水分の出し入れ、特に下痢に関わる臓腑が2つ。
脾 と 腎 です。
腎は、体の中の縁の下の力持ちとして存在しており、
これが弱ってしまうよりも
脾による下痢が大多数なので、
今回は脾についてご説明いたします♪
脾は、わかりやすく言うと
西洋医学でいうところの「消化器」全般です♪
脾がどのように弱ったかによって、
下痢の原因が大きく異なります。
一つ目は体内の水分が多すぎるパターンです。
東洋医学の世界では、
純粋な「水」以外にも「脂質」「糖質」なども水分(=湿)としてとらえます。
多くなりすぎた水分は、
もちろん外に出します。
それが「下痢」という形になって出てきたのです。
セルフケアでは、
油ものを減らす、食事量をコントロールする、
油の質を上げる
こういったことがおすすめです♪
「摂り過ぎ」によるものも
もちろん多くありますが、
それ以外にも「水分が吸収できなくて溢れている」パターンが
とても多くあります。
これは、脾自体の機能が落ちている証拠で、
脾を元気づけてあげないといけません💦💦
これは、
加齢に伴うもの、
元々胃腸が弱かった方に多く、
症状もかなり長いことが多いので、
脾以外にも様々な臓腑が弱ってきていることがあります。
まずは脾を元気づけながら、
その他にある辛い症状にも
アプローチしていくといいですね♪
(それは鍼灸や漢方がとても特異なジャンルです♪)
これは、セルフケアはなかなか難しいですが、
睡眠 はもちろん、
おかゆなどのお腹に優しい食事を摂ってあげると
少しずつ少しずつ
良くなることがあります♪
当院では、
内臓の辛さに対する鍼灸治療も得意としております♪
以前には、
毎日2-3回激しい腹痛を伴う下痢をお持ちの方が、
2週間に1度の鍼灸治療で
改善していくこともありました♪
鍼灸治療では、
前述のような
「水分摂り過ぎタイプ」の方にも
「脾のパワーダウン」の方にも
それぞれに合ったツボへの刺激と細かな観察技術で
施術をすることができます♪
お悩みの方は、
その症状がさらに悪化する前に
ぜひ当院へお越しください♪
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
きき鍼灸院
徳田麗早