皆さんは、生理痛、ありますか?
近年はストレス社会と言われ、
「ストレスがかかると生理痛(PMS)が重くなる」と
知られてきましたが、
これはなんででしょうか?
今回は、東洋医学や鍼灸における月経の捉え方を
「生理前の腹痛・腰痛」という観点からお伝えしていきます。
まず、東洋医学の世界には、「気」の考え方があります。
気 とは、皆備わっているもので、
気によって体が動き、内臓をその場所にとどめて動かし、
血流がうまれ、気持ちも内臓と同じように揺れ動いたりします。
これは月経においても同じことが言え、
気が血液(血)を子宮に流し溜め、
一定量溜まったら、
気の力によって、血液を外へ放出していきます。
そんな気ですが、
ストレスがたまると、交通渋滞を起こします。
ストレスがあると、
気を流すポンプ作用である臓腑=肝がダメージを受け、
気をうまく流せなくなり、
コリ(=気滞)が現れ、交通渋滞が起こるのです。
気がうまく流れなくなると、
その影響を受ける血液の流れにも影響が出て、
気と同じように血液も交通渋滞を起こします(=瘀血)。
交通渋滞を起こした血液は、
悪い方向に働きやすく、
東洋医学の世界では 血瘀(けつお)と呼ばれます。
血瘀は、交通渋滞により流れにくくなった箇所を
無理やり通ろうとするため、
刺すような痛みを感じやすいです。
この結果、
子宮・卵巣と同じ高さのお腹、腰あたりが
生理前の腹痛・腰痛に繋がるのです。
ストレスによる生理前の症状は、
なんといっても、ストレス発散!!
根本的な原因がストレスなのであれば、
ストレス源との遮断か、たまった分発散するのが1番!
これは、鍼灸院にいらっしゃった場合でも
アドバイスをさせて頂いている点です♪
ですが、
長く詰まった交通渋滞が解消されるまでに
時間がかかるのと同じように、
溜まりすぎたものはなかなかすぐには解消されません💦
そのため、
流れやすく促すことをお勧めします♪
溜まった気・血を流す手段は、いくつかあります!
1.セルフケア
1番やりやすいのが、
詰まった場所をほぐして流すことです♪
腰痛に症状が出ているのであれば、
ストレッチポールやテニスボールで
その場所をほぐしていくと、流れやすくなります♪
また、症状が腹痛に出ているのであれば、
お腹を大きく時計回りで
なでてあげると、
気の代わりに手で流すということが出来ます♪
2.鍼灸
もちろん鍼灸施術で改善を促すこともできます♪
鍼灸施術では、
ツボに鍼をすることで、内臓の活性も狙えます。
そのため、長期的な施術後の状態の継続ができ、
根本的な原因であるストレスに耐えられる身体作りに繋がります♪
当院では、
生理痛の施術も承っております♪
生理は、ストレス以外にも
加齢や疲労にも影響を受けます。
お身体をしっかり診ることで
原因を分析し、その原因の元気付けを行えます♪
これをご覧の皆様も
生理痛との向き合いとしての鍼灸施術やマッサージ、
受けてみませんか??
皆様のご来院を心よりお待ちしております!
きき鍼灸院
院長 徳田麗早