「肩がこってきた」、
誰しも1回は言ったことがあるのではないでしょうか?
ふだんは意識していないかもしれませんが、
頭の重さは5~6キロもあります。
お店などで5キロ入りの米袋を持ってみると、
かなりの重さだと実感できるでしょう。
そんな重い頭を支えているのが、首と肩です。
今回は、
皆さんの頭を一生懸命支えている首・肩こりについて書いていきます。
日本人は欧米の人と比べると、
頭が大きいわりに首から肩の骨格や筋肉が華奢にできているため、
首肩こりを起こしやすいといわれます。
首肩こりに関係する筋肉はいろいろありますが、
首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心になります。
肩こりの症状としては
首から、肩または背中にかけて張る・凝り・痛みなどの感覚があり、
頭痛や吐き気を伴うことがあります。
要因はお一人お一人の生活習慣に基づいてます。
・姿勢
パソコンやスマホの操作、読書、手仕事など
様々な手作業をするとき、
多くの方は首を少し前に突き出す姿勢になっています。
また、両肩を少し前にすぼめる姿勢にもなりがちです。
こうした姿勢を続けていると、
首から肩の筋肉が使いっぱなし・伸ばしっぱなしになり、
動きがなくなってしまうため、
肩こりを起こしやすくなります。
・ストレス
人間は、精神的なストレスがある時、
身体全身に少しだけ力が入ります。
これは、自律神経が関わるところなのですが、
皆さんは、「何か物が顔に当たりそう!」
そんな時は、どんな行動をとりますか?
全身に一瞬だけ力を入れて
近付くものから顔を遠ざけますよね。
ストレスがかかっているときも同じ状況で、
身体や精神的に悪いものを感じ取ったとき、
少しだけ力を入れて回避ができるように構えます。
少しだけの力でも、
塵も積もれば山となるので、
首肩のこわばりに繋がるのです。
(このパターンの方は、全身硬いことが多いです。)
上記の原因だけで収まる方も中にはいらっしゃいますが、
生活習慣と関連することが多いため、
首肩こりの9割程度の方が
内臓の不調も併せ持っています。
それくらい、
内臓の不調が肩や首へ現れることは非常に多いんです。
人間は、1枚の皮で繋がっています。
隣近所の筋肉や内臓が、
ぎゅうぎゅうに詰まっているのが人間の身体なので、
他のものに影響を及ぼさないわけがないんです。
東洋医学的には(西洋医学でもほとんど変わらないです)
右には、肝や胆
左には、脾(西洋医学でいう消化器)があります。
肝は、ストレスやお酒・薬等の影響、
胆は、油モノ、
脾は、甘いものや炭水化物の影響を
非常に大きく受けます。
また、人間の身体はS字に出来ているので、
そのカーブに対応するカーブに影響が出やすいです。
そのため、
右の首肩には肝や胆、
左の首肩には脾の
影響が出やすいです。
内臓の不調が首肩にも出やすいのですが、
そんな時は、首肩を直接ほぐしても
その症状がぶり返してしまうことが多くあります。
鍼灸施術では、
首肩へのアプローチはもちろん、
内臓の調整もセットでできるので、
首肩こりと鍼灸施術の相性は抜群なんです!
また当院では、
世界で一番細い鍼を使っているため、
痛みがほとんどなく、
鍼の本数も7本以下と少ない本数で行っていくため、
鍼灸施術が初めての方でも
安心して施術をお受けいただけます。
首肩こりは日常生活との関連が多いため、
患者様の日常生活の改善をお願いすることも多いですが、
「肩こりがないって初めて!!」
とお喜びの声も多くいただいております♪
身体のSOSに気付いた今から
首肩こりの根本的な原因を突き止め、
しっかり改善していきませんか?
皆様のご来院を心よりお待ちしております♪
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きき鍼灸院
スタッフ 宮山・徳田